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新規事業立ち上げのPMO支援
プロジェクトの立て直しのみならず関係者の意識改革にも貢献

株式会社スキャる

  • 代表取締役
  • 上野 裕史様
  • 取締役
  • 長與 和之様
システム開発会社がこんなにも顧客の事業に寄り添う・気にかけるというのはなかなか
珍しいですよね。これがディマージシェアさんに根付いている文化なんだなと感じます。

クラウド自動仕訳ソフト「SCARU」を開発・運営している株式会社スキャる様。SCARUとは、通帳や領収書などの画像データをアップロードすると自動で仕訳を行い、会計事務所や企業の経理部門における仕訳業務の効率化に貢献するソフトだ。本ソフトの開発において、プロジェクト支援という形で弊社ディマージシェアが携わった。

BPO事業からITサービス事業へのビジネスモデルの転換

平成20年の設立当初は、会計事務所といった顧客からレシートや請求書などを受領後、スタッフが会計ソフトに入力、エクスポートしたデータを納品する「記帳代行サービス」を営んでいた。

事業拡大を目指すにあたり肝となったのがスタッフの増員だったが、会計の知識を持つ人材は市場価値が高く確保が難しい。 そのような課題もあり、労働集約型の事業形態では事業成長に限界があると考え、スタッフの仕訳業務をシステム化、つまり自社システムの開発によりビジネスモデルの転換を図った。

初めてのシステム開発に苦心する日々

自社システムの開発を決定したものの、当時社内にはエンジニアが一人もおらず、「システムを発注する」ことそのものが初めての試み。開発に必要なプロセスなども想像がつかない中、当時手を挙げたシステム開発会社に任せることにした。

ところが、要望通りのものが出来上がらず、進捗報告を受けてもピンとこない。雲行きは怪しくなるばかり。

「我々は事業企画をする立場であるため、システムに必要な機能や性能といった要件にまで落とし込んで伝える、開発会社側の作業内容について状況を把握する、といったことができていなかったのだと思います」と代表の上野氏は当時を振り返る。

しかしそれ以上に問題があったのは開発会社との「目線のギャップ」だという。 「当社は”このシステムでサービス・ビジネスとして成り立つのか”という目線であるのに対し、開発会社は”言われた機能を実装できているか・システムとして機能するか”というものだったのではないかと思います。」

開発会社との心理的距離が遠くなっていた状況を変えるべく弊社にご相談いただいた。

「ただシステムを作るのではなく、共に新しい事業を立ち上げ成功につなげる」
会社は違えど同じ目線を持ちプロジェクトに取り組むことが重要

弊社営業担当との初回の打ち合わせは衝撃だったという。
「構想や開発状況などお伝えしたら、このままだと事業開始自体が厳しい、とキッパリ言われてしまいましたね。こちらが要望しているシステムをただ開発するのではなく、事業開始やその後の運営までも見越した上で考えてくださることに驚くとともに好感を持ちました。」

その後、スキャる様・開発会社様・弊社エンジニアの3者でのプロジェクトが始動。 これまでの状況を精査し、スキャる様の要望をシステム要件に落とし込みタスク化、そのタスクの優先順位を付け開発のスケジュールを調整した。

そのような目に見えるプロジェクトの立て直し以上に評価いただいたのは、立場に関わらず目線を合わせることの重要性を体現したことにより、スキャる様のプロジェクトに対する意識を変えたことだった。

印象的な話として挙げていただいたのが、作業スペースにホワイトボードを設置した時のこと。弊社から提案の上設置いただき、そこにスケジュールや重要なポイントなどをスキャる様・開発会社様にもご協力いただき記載していった。

プロジェクト支援を任された弊社としては、本プロジェクトが上手く進んでいなかったのはスキャる様・開発会社様の目指すところにギャップがあったことが原因であると認識していた。そのため、課題や展望など把握すべき情報をすぐ確認できるような状態にしておくことで、立場関係なく全員で共通認識を持てるようにした。「共にSCARU事業を立ち上げ成功に導く、そのためのシステムを開発する」という3社で共通した目線を持つことを大事にしたかったのだ。

また、「事業を共に創る」という高い視座を持つだけでなく、そのために顧客事業を理解する努力を怠らないという弊社の姿勢についても高く評価いただけている。

「依頼はしていないものの、実際の業務を想定してシステムを使ってみて、使いにくさに気づけば意見をくれましたし、”競合と比べてSCARUはこれで大丈夫なんですか?”なんて言われたこともありましたね。客の事業継続・発展まで目線を高く持たれているからこそ、顧客事業を理解しようとする熱意があり、当社や開発会社も襟を正される思いでした。」

「営業の方だけでなくエンジニアの方もこんなにも顧客の事業に寄り添う・気にかけるというのはなかなか珍しいですよね。これがディマージシェアさんに根付いている文化なんだなと感じます。」

ノウハウだけでなく精神的な資産も根付いている

弊社や開発会社様との契約が終了して時間は経つが、システム開発のノウハウはもちろんのこと、プロジェクト推進におけるスタンスといった精神的な資産はいまだに根付いているという。

現在SCARUの開発に携わるメンバーとは、事業をともに創る仲間としてプロジェクトに向き合ってもらえるよう関係構築をしているとのことで、弊社の開発スタンスを引き続き大事にしていただいているようだ。

スキャる様のように、何か新しい事業を起こして社会貢献をしたい、けれど、それを実現するために必要なシステムをどう作ったらいいのかわからない、という事業家にとって、弊社のような価値観をもつシステム開発会社を選ぶことは重要だと語る。

「ただシステムを作るだけでなく、事業を理解してくれてその後の継続や発展まで考慮してくれる、そんな寄り添ってくれる開発会社と出会えれば、事業計画を諦めることがなくなりますよね。ディマージシェアさんがプロジェクト支援という立場で参画してくださらなかったら、今当社はどうなっていたかわかりません。」

ディマージシェア担当者からの
コメント

「事業を共に創る」というのはディマージシェアの価値観としてとても大事にしていることなので、それに共感いただけて、今も大事にしてくださっているのはとても嬉しく思います。
スキャる様が苦心されたように、ビジネス構想に対して、それを実現するためのシステム要件を過不足なく列挙すること、そしてそれらを優先順位付けしていくことはシステム開発の知見が必要なのはもちろんですが、『事業を共に作る』という価値観があってこそ真に可能になるものだと考えているので、今後も大事にしていきたいと思います。

会社名
株式会社スキャる
事業
  • クラウド仕訳ソフト「SCARU(スキヤル)」の開発・運営