診療から処方箋の配送まで可能なオンライン診療・服薬指導アプリ

企業名

株式市場

東証グロース

創業

2008年

従業員数

369名(グループ合計 2022年7月末現在)

資本金

5,146万3,000円

売上高

主な事業

SOKUYAKU事業
D2C事業
B2B事業

※2022年12月時点/公式ホームページより引用

概要

  • 調剤薬局のWebサイトにオンライン服薬指導の予約や来店予約の仕組みを構築
  • 診療から服薬指導、処方箋・処方薬配送まで完結するプラットフォーム
  • ユーザーはアプリ上で決済が可能、一部地域では最短で当日中に処方箋が届く

DXの動機・背景

2022年にオンライン服薬指導による処方薬の受け取りが可能になり、患者・医療機関の双方に対して診察や処方のための時間あるいは地理的な負担を軽減し、利便性を高めるための素地ができた。こうした背景から、ジェイフロンティア株式会社では医療機関・調剤薬局に導入することでオンラインでの診察・服薬指導を可能にし、処方箋・処方薬の配送までが行えるサービス「SOKUYAKU」の提供を開始した。

経過・対応・取組内容

「SOKUYAKU」では、患者はアプリなどを介して前述のオンライン診療・服薬指導、処方箋発行から処方薬の配送までのサービスを一貫して受けられる。診療費や服薬指導受診料・処方薬代と「SOKUYAKU」の利用料を合わせてアプリ上で決済する。立ち上げに際しては迅速な処方箋・処方薬の配送を重要視し、提携している配送業者とのシステム連携を含めて時間短縮に尽力している。東京23区を始めとした都市圏では、最短当日中に処方薬が患者の手元に届くという。

得られた成果

場所・時間の制約が小さいオンライン診療・オンライン服薬指導は利用者の通院負担を大幅に解消する。また処方箋は法令により有効期限が定められているため、処方箋が迅速に手元に届くことの時間的なメリットは非常に大きい。人手不足や激務が課題である医療機関・調剤薬局にとっても、オンラインで完結することは負担軽減に直結する。

編集部コメント

近年普及しつつある様々なオンライン診療サービスのなかでも「SOKUYAKU」は、実際の処方箋・処方薬が患者の手元に届くまでがオンライン化している点で目を引きます。現実の行為をオンラインに置き換えるだけでなく、その先の利便性や使い勝手を重要視する観点は、新たな事業を立ちあげる際の学びになります。

 本記事についての情報提供やご意見・ご指摘等ございましたらこちらのフォームより「その他のお問い合わせ」にてお知らせ頂けますと幸いです。