概要
- モバイルバッテリーをはじめ複数のシェアリングサービスをワンストップで提供
- 様々なシェアリングサービスをひとつのアプリに集約
- シェアリングエコノミープラットフォームとして成長、海外展開も視野に
DXの動機・背景
株式会社INFORICHはモバイルバッテリーのシェアリングサービスの提供をはじめ、シェアリングエコノミーで人々の生活を豊かにする取り組みに注力している。持続可能な循環型社会の実現に対する世界的な関心が高まる中、遊休資産の活用につながるシェアリングエコノミー市場は拡大を続けており、2030年度の国内市場規模は14兆円を超えると予測されている。
同社はこれまで日本になかったサービスを開発し、海外ビジネスとの橋渡し役を担うという目標も掲げてきた。そこで、サービスの垣根を超えた国内初のシェアリングエコノミープラットフォームの提供に踏み切った。
経過・対応・取組内容
一般社団法人シェアリングエコノミー協会やシェアリングサービス運営会社と連携し、iOSとAndroid版アプリとして配信したプラットフォームが「ShareSPOT」だ。最大の特徴は、1つのアプリ・アカウントで自転車・傘・モバイルバッテリーなど、複数のシェアリングサービスがワンストップで利用可能な点にある。サービススポットを地図上に表示し、現地で直接予約レンタルできる仕組みだ。各種サービスの利用履歴や予約状況、クーポンの一括管理も可能。
得られた成果
同サービスは日本初のシェアリングエコノミープラットフォームアプリとして、国内最大規模のシェアカンファレンスで発表された。シェアリングエコノミー市場の発展を主導するシェアリングエコノミー協会のほか、NTTドコモ傘下の企業も参画する一大プロジェクトとして注目された。
今後は、生活圏内にあるすべてのシェアリング機能をつなげるため、利用可能なサービス数を増やしていく予定。カーシェア、スペースシェアの展開や海外進出も視野に入れている。
編集部コメント
本件では、多くの人にとって身近なスマホアプリを通じて、社会やライフスタイルを変革し得る前例のないサービスが誕生しました。DXはシェアリングエコノミーの新たな価値を創出し、持続可能な社会を実現する鍵のひとつです。