工事業者と残土処分を行うダンプドライバーとのマッチング

企業名

株式市場

非上場

創業

2018年

従業員数

資本金

500万円

売上高

主な事業

配車支援プラットフォーム運営、インターネットサービス企画・開発・運営

※2023年10月時点/公式ホームページより引用

概要

  • 工事現場の残土処理に必要なダンプの手配は電話やFAXが主流
  • ダンプのドライバーと工事会社を時間単位でマッチング
  • 残土処分の手配業務の効率化に加え、ドライバーの空荷時間を解消

DXの動機・背景

建設工事・土木工事で副次的に発生する土砂を、残土(建設発生土)と呼ぶ。残土を処理するには事業者に依頼するか、建設会社がみずからダンプカーを借りて処分場へ運ぶ必要があるが、その手配には電話やFAXを使ったアナログな方法が主流だ。またダンプカーを手配する場合、通常は1日単位での貸し出しとなるため、残土の量が少ない場合には非効率な稼働を許容するしかなかった。

経過・対応・取組内容

株式会社Bridgeは、ダンプカーのドライバーと残土を処分したい建設事業者をつなぐマッチングサービス「DANPOO」をリリースした。PCやスマホを通して、1台・1回から時間単位でダンプカーを配車することができ、サービス画面上で、作業済みの案件も含めた案件情報や、進捗状況の確認も可能だ。ダンプの配車や残土を回収する工事現場までのルートはAIを活用して最適化されている。

得られた成果

残土処分のための業者や車両の選定・手配を工事現場ごとに行うことは、建設業者にとっては大きな手間であった。DANPOOで一括して依頼・進捗管理ができるようになることで、粗利率が改善したという導入社の声もある。また、1日単位の貸出が常だったダンプカーのドライバーにとっては、空荷時間を削減することで売上増加につながっている。

編集部コメント

電話やFAXを介したアナログな注文をするシーンは、現在でも頻繁に見られます。オンライン化することで複数の発注を調整したり、繁閑差を活用したりすることは、限られたリソースを効率化することに直結します。

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