荷主と運送会社がマッチングする物流支援サービス

企業名

株式市場

非上場

創業

2020年

従業員数

資本金

売上高

主な事業

物流向けアプリケーションサービス開発・販売

※2022年12月時点/公式ホームページより引用
※2023年11月16日にMeeTruck業務支援サービスの提供を終了

概要

  • 荷主と運送会社をつなぐマッチングサービスの提供
  • 業界全体として配送業務と空荷の偏りが発生している
  • 配送条件から運送会社を選んで直接依頼が可能

DXの動機・背景

配送案件を多く抱えトラックや人手が足りない運送会社が存在する一方で、業界全体としては荷物を届けた後の復路に空荷で走る“空車回送率”が30%にもなると言われている。こうした輸送・配送の需給不一致は「知り合いの配送会社に相談して荷物と車両の過不足を調整している」という業界の慣行によって、全体として需給が調整される仕組みが乏しいことが一因として挙げられる。

経過・対応・取組内容

Meetruck株式会社では、荷主と運送会社をつなぐマッチングサービス「MeeTruck求貨求車・マッチングサービス」を提供している。貨物の輸送を依頼したい荷主が、エリアや取り扱い貨物など条件を指定して検索し、運送会社を選んで直接依頼が可能なプラットフォームだ。運送会社は自社のセールスポイントや得意分野をアピールすることで、新規開拓に繋げられる。サービス品質については再委託の原則禁止等により一定の水準を維持し、また運送会社への賠償責任の担保、案件終了後の評価制度などによって安心した取引を可能にする仕組みを提供している。

得られた成果

2022年12月現在、公式ホームページによれば1,000社を超える運送会社に利用されているとのこと。

編集部コメント

自社で賄えない業務や、案件が不足したときの調整を身近な知り合い・ツテによって解消している業界は運送業に限りません。こうしたつながりによる需給調整は、各社ごとの範囲ではある程度成立しますが、業界全体で見た場合は偏りが発生している…というケースが散見されます。特に就労人口が減少しつつある近年では問題が表面化することも少なくありません。特定の業界における需給の不一致が生じている場合は、本事例のようにオープンなマッチングの場をつくることが解決策の一つとなり得ます。

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