農薬散布・防除のためのドローンパイロットの派遣サービス

企業名

株式市場

東証プライム

創業

2000年

従業員数

393人(2022年4月1日現在)

資本金

4億4,400万円(2022年4月1日現在)

売上高

主な事業

ライセンス販売・保守サポートサービス(オプティマル)事業

  • IoTプラットフォームサービス
  • リモートマネジメントサービス
  • サポートサービス
  • その他サービス
※2022年12月時点/公式ホームページより引用

概要

  • 農家とドローンのパイロットをつなぐ農薬散布防除サービス
  • 農作業のうち農薬散布という重労働をドローンで解決
  • 高額な初期投資なく利用できるのがメリット

DXの動機・背景

農業従事者の高齢化・労働力不足により、農作業の負荷はますます高まっている。そのなかでも農薬散布は、真夏の猛暑の中で噴霧器を背負って行うこともある重労働だ。作業時に農薬を吸い込む危険性も無視できない。こうした課題の解決策として、近年ではドローンによる農薬散布が注目されている。しかしドローンの導入コストや費用対効果の見通しを立てるだけの実績が少ない点から、導入を足踏みする農家も少なくない。

経過・対応・取組内容

株式会社オプティムは農家とドローンのパイロットをつなぐ農薬防除サービス「DRONE CONNECT」を提供している。サービスに依頼することで、作業内容に応じてドローンのパイロットが派遣される。費用は1アール220円(税込)と、従来のサービスのネックであった導入コストの高さを払拭している。

得られた成果

本サービスを入口として、病害虫の発生地点をAIで判定する技術や、病害虫の発生地点にピンポイントで農薬を散布する技術も開発している。

編集部コメント

テクノロジーによって効率化や省人化が期待されている分野では、そうした技術をいかに普及させるかという観点がひとつのビジネスチャンスになり得ます。特に導入コストについては、既に縮小傾向にある産業の場合はそれ自体を投資として捻出できないケースも少なくないため、小規模・少額で先進技術を導入できるようにするには…という観点で考えると、新しいビジネスにつながるかもしれません。

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