アプリで認知行動療法の情報提供と実践、モニタリングを継続しやすく

企業名

株式市場

非上場

創業

2018年

従業員数

資本金

1億500万円(資本準備金を含む)

売上高

主な事業

デジタルメンタルプラットフォームAwarefyの企画・開発・運営業務

※2023年3月時点/公式ホームページより引用

概要

  • 認知行動療法へアクセスできる人を増やすためのプラットフォーム
  • コラムとアプリを組み合わせることでセルフ認知行動療法の実践へ
  • 心理職が臨床に役立てる取り組みも開始

DXの動機・背景

株式会社Awarefyは、心の健康を支えるデジタル・メンタル・プラットフォームを実現して、誰もがウェルネスを感じられる社会をつくることを目指している。
ストレス社会の中で認知行動療法が注目を集めているが、実践する人は多くはない。同社が後に行った調査では、認知行動療法の認知度は78%ではあるが、実施に取り組む人は25%に留まったという。

経過・対応・取組内容

株式会社Awarefyでは、手軽に認知行動療法に取り組める「デジタル認知行動療法アプリAwarefy」を、早稲田大学人間科学学術院と共同で開発、提供を開始した。
アプリ「Awarefy」は日々の感情を記録・整理することで、自分の感情の見える化する。
また同社では認知行動療法のための情報メディア「コグラボ」を運営。「コグラボ」で知識を得て、アプリ「Awarefy」を使ってセルフケアを実践してもらうことを狙っている。

得られた成果

カウンセリングルームなどで紙でのモニタリングが続かない人は多い。同社では臨床心理士やスクールカウンセラーなどの“心理職”が対人支援に活用することを前提に、心理職向けの活用パッケージもリリースした。
アプリ「Awarefy」は「2022年Google Play ベスト オブ」の「隠れた名作部門大賞」を受賞し、さらなる利用者の増加が見込まれる。今後、アプリの機能拡充以外の事業展開も想定している。

編集部コメント

「興味はあってもなかなか実際できない」という分野において、アプリという手軽な手段によって日常に取り入れることができるという事例です。健康分野のデジタル技術、ヘルステック領域においては、近年メンタルヘルスに関する取り組みも着目されています。同社の取り組みは、アプリのみならずWebメディアによる情報発信というスキームも特徴的です。

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