紙おむつのサブスクリプションが保護者と保育園の負担を解消

企業名

株式市場

東証プライム

創業

1961年

従業員数

資本金

159億,9300万円

売上高

主な事業

ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品、ウェルネスケア関連製品、Kireiケア関連製品、ペットケア関連製品、食品包材等の販売

※2022年12月時点/公式ホームページより引用

企業名

株式市場

非上場

創業

2018年

従業員数

39名(連結 328名)

資本金

1億円

売上高

主な事業

子育てサポート事業

※2022年12月時点/公式ホームページより引用

概要

  • 保育園向けの紙おむつサブスクリプションサービスの提供
  • 従来は保護者が持参していた紙おむつを直接保育施設に配送
  • 園児ごとの紙おむつ残数の管理など保育士側の作業負荷も解消

DXの動機・背景

一般に保育園で利用される紙おむつは、保護者が自宅で園児の名前を記載して保育園の登園時に持参する。特に共働き世帯では、何枚も紙おむつに名前を書く準備の手間は決して小さくない。また保育園にとっても、預かった紙おむつを履かせる園児を間違えたり、紙おむつを忘れた園児におむつを貸し出した際、保護者への連絡対応が必要だったりと、煩わしい作業に悩まされていた。

経過・対応・取組内容

ユニ・チャーム株式会社とBABY JOB株式会社は、保育園向け紙おむつのサブスクリプションサービス「手ぶら登園」を開始した。保育園に直接紙おむつやおしりふきが届くので、保護者は持参する必要がない。紙おむつやおしりふきの残数に応じて園児データ・保育園データに応じてシステムが自動で発注するので、在庫管理の負担もなく、保育士は紙おむつを履かせる際にサイズだけ確認すればいい。配送に際しては近隣施設の納品日を自動で調整することでルートの短縮を図っている。

得られた成果

2021年時点で当該サービスを利用している施設数は1,000に達する。保護者は手書きの名前記入や荷物の持参が不要になったことで、保育士は園児ごとのおむつ交換の枚数・残数に気を配る必要がなくなったことで、両者の負担が大幅に減少した。

編集部コメント

共働きが一般化したことや保育園・保育士の不足などの背景から、保育現場のDXが盛んになっています。本事例ではこうした負担解消とあわせて、ベビーケア用品メーカーであるユニ・チャーム社の販路拡大も実現しています。

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